皆さん、ご存知でしょうか?
マイケル・ササキ君は、のらがブログで飼っているペットです。
最近、一部の方がマイケル君をかまって下さっているようなので、本人はとても喜んでおります(笑)
でも、マイケル君の詳しいことに付いて知らない方が多いのでは?
突然 のらのブログに表れたマイケル君、、、いったい彼が何者なのか、
実は悲しい過去を背負っていたとしたら!?
今日は、そんな謎に満ちたマイケル君について書かせていただきますw
ハンカチの用意は出来ましたか?
本日のブログは長いですから、覚悟してくださいね!!
名前: マイケル・ササキ
種 : ジャイアントパンダ
性別: ♂
年齢: 推定3歳
国籍: アメリカ合衆国
マイケル君は、日本の某動物園が繁殖のためにアメリカ、ミシガン州の動物園の預けられた
オスのジャイアントパンダと、預けられた先のメスのパンダとの間に生まれた男の子。
つまり、日本とアメリカのハーフです。
お父さんが、日本パンダと言うことでは帰国子女になります。
しかし、そんな国際的的な出生とは裏腹に、今日までの彼の運命は決して平坦なものではありませんでした。。。
実はマイケル君には、双子の姉がおります。
しかし、彼は姉との記憶があまり無いと言います (名前も知らないらしいです)。
そして、両親との記憶も。。。。
彼は育児放棄にあったのです。。。
もともと、パンダは育児が苦手な動物であり、育児放棄自体は決して珍しいことではありません。
ましてや、彼は双子の弟。
出産自体が初めてであった母親に、2人の子供を育てる程のの余裕は無かったのかもしれません。
母親の目には、先に生まれた姉の姿しか見えず、
弟のマイケルは、母乳を与えられることも無く、冷たいコンクリートの床へ投げ出されたままでした。。。。
しかし、彼に救いの手はすぐに差し伸べられました。
先ほど述べた通り、パンダの育児放棄は珍しくありません。
飼育員の方々は、自体に備え人工飼育の準備、計画は万全でありました。
彼はし飼育員の手により人工飼育器へと移されました。。。
マイケル君には酷かもしれませんが、母親に非はありません。
むしろ、初めての出産にも関わらず、姉の育児を始めた母親の姿は繁殖計画の成功を意味していました。
人工飼育器に移されたマイケル
『無機質な部屋』 『心の中が灰色になる』
彼は人工飼育器の中をそう言います。
何かが深い所に落ちてしまいそうで、いつにタオルにしがみついていたと・・・・
しかし、彼にも支えがありました。
彼の飼育担当であった、飼育員のササキさんです。
マイケルという名前も彼が名付けてくれたものです。
マイケルの話しによるよと、ササキさんは日系3世で娘さんと二人暮し。実家は農園を経営しているらしいです。
ササキさんは、彼の世話をするだけでなく、マイケルに毎日 色々なことを話しかけてくれたそうです。
彼の母親や姉の様子を初め、同じ園内のカバが虫歯になったこと、
ササキさんの娘が自分の誕生日に似顔絵を描いてくれたことなど、とりとめのない話しを飽きることなく
毎日、毎日、マイケルが眠りにつくまで続けてくれたそうです。
母の温もりを知らぬマイケルにとって、それはどれほど心強かったことか・・・・
ササキさんの事になると、いつも嬉しそうに話すマイケルの口調からも、それはうかがい知ることができます。
ササキさんの似顔絵 (作:マイケル)
しかし、そなんササキさんにも悩みの種がありました。。。
それは、マイケルの色についてです。
生まれて、数が月が過ぎるにも関わらず、全身真っ白、、、、白黒の模様がなかったのである。
おそらく、彼はホワイトタイガーに代表される白変種だったのであろう。
白変種はアルビノ種などと異なり、弱視などのハンディがあるわけでない。
普通に生活を送るのに、これと言った支障はありません。
むしろホワイトタイガーや、白ライオンなどは高貴な存在とされ動物園でも人気のある存在である。
では、何故ササキさんは悩んでいたのか・・・・?
それは、マイケルがパンダだからである。
白と黒の可愛らしい模様。 そんな愛くるしい姿だからこそ、パンダは人気なのである。
全身、白のパンダ・・・・ 見た目的に言えば、パンダではありません。
動物園と言う場所がら、そこに動物達は見られる運命にあります。
模様のないパンダがそこでやっていけるのか?
最初は、珍しがられ人気が出るかもしれない、、、、しかし、それがずっと続くとは限りません。
そうなったとき、彼に居場所はあるのだろうか?
園内の施設の隅に追いやられ、独り孤独な生涯を送らないとは言い切れない。
いつしか、そんなササキさん不安な姿は、まだ事情の理解できない幼いマイケルも感じ取っていました。
「ササキさんが自分の事で悩んでいる。」 「ボクに白黒の模様が無いせい?」 「ボクは生まれてこない方が良かったの?」
余談であるが、
現在のマイケル君の姿を見て 「あれ?」 と思った方もいらっしゃるだろう。
そう、現在のマイケル君は白黒なのである。
これは、幼い頃の体験から、白いパンダであることがトラウマとなっているためか、
自分で染めているのである。
のら の観察によると月一くらいで染めているようなので、運が良い方はご覧になれるかも知れない。。。
では、話しを戻します・・・
そんな悩みは、日に日にマイケルの精神を蝕み、マイケルは体調を崩すことが多くなったと言います。
この頃より、ササキさんも、自分の心配がマイケルに悟られないよう
明るく接するように心がけていたようですが、マイケルの容態は良くなる兆しを見せませんでした。
そんなある日、ササキさんが突然 来なくなったと言います。
いつも、ササキさんの事を楽しそうに話してくれるマイケル君も
この話しの時だけは、口が重くなります。
いなくなった理由を聞いてみても、「知らない・・・・。」 としか答えてくれません。
マイケルの担当を外されたのか、何か事故があったのかは分りませんが、
この出来事が、マイケルのその後を大きく左右することとなりました。
ササキさんの代わりのマイケルの世話をする事となった飼育員さん(名前は不明)に
申し送りがシッカリ出来ていなかったためであろう、
全身、真っ白のマイケル君を、何処からか迷い込んだ野良犬を間違え、園外へ放り出してしまったのである。
まだ、年齢的にも親離れができていないマイケルは、
ある日突然として外の世界へと放り出されてしまったのです。。。。
育児放棄にあい、心のリハビリもまだ完全でないマイケル、
それ以前に、衣食住を含めたパンダにとって生活に必要な知識をまだ学びきっていない彼にとって、外の世界は死以外のなにものでもありませんでした。
いったい、これから何をしたら良いのか? ドコへ行けば良いのか??
現状を何一つ把握できないマイケルは寒さを感じ、本能的にそれらをしのぐ為、
町の路地裏へ向かったと言います。
野生の“勘”とでも言うのでしょうか? 実に面白いものです。
路地裏に着いた彼は、紙くずやゴミなどを集め、その中に潜り込み、何とか寒さをしのいでいたようです。
時には、ゴミ箱の中へ直接潜り込んだとも言います。
食事は、言うまでも無いだろうが、公園等の植木の葉を食べ、ゴミ箱をあさっていたようである。
パンダと言えば、食べ物は笹の葉と言うイメージが強いが、
本来、クマ科の動物であるため、消化器系の作りはクマ同様に雑食に対応していると言います。
したがって、特に食物繊維が多いササを主食とすると、その量は膨大となります。
1日の食事量はゾウのそれを上回ると言います。
それほどの笹をは集めるだけでも大変であるため、今日の動物園では、笹だけでなく、
クッキーのような固形のエサを与えているようです。
マイケルも、植木の葉だけで補いきれない栄養価を、ゴミ箱の残飯等から摂取していたのではと考えられます。
しかし、毎日安定した栄養が得られるわけではありません、時には1週間近く何も口にできないこともあったようです。
そんな、日々が続いたある日
マイケルは初めて犯罪に手を染めたと言います。。。
公園でエサを与えられているハトからエサを奪い取ったそうです。
一度、手を染めてしまえば抜け出すのは難しい事です。
飼い犬のエサを、飼い主が気付かないうちに食べることもしばしばあったそうな。。。
マイケルはこの時の事をひどく後悔してるようです。
それでも、育ち盛りのマイケルにとってそんな生活で十分なエサを得る事が出来ず、日に日にやつれていきました。
しかし、辛い生活はそれだけでなく出なはありません。
野犬に追われる事は日常茶飯事。 時には近所の子供達に石を投げられることも・・・。
そんな生活の中、彼の心は徐々にすさんでいきました。。。
彼は自分を生んだ、母親や姉を恨むようになりました。
「どうして自分がこんな目にあうのか。。。」 「今頃、母と姉は何不自由のない暮らししているはずだ。」
自分以外は何も信じなくなったマイケル。
心を閉ざし、生きるためにアメリカ全土を転々とした生活を送っていました。
そんな生活が続いたある日
きっかけは突然にやってきました。
ネバダ州の郊外で、いつもの同じくゴミ箱をあさっていた時のことである。
1枚の広告を見つけました。
自分を同じ、真っ白をした子供のライオンの絵が描いてあったそうです。
マイケルは、その凛とした たたずまいに目を奪われました。
広告によると、この白ライオンは捕らわれの母に会うため、単身 海をわたり助けに行くと・・・。
マイケルは胸の辺りで、熱くうずくものを感じました。
そして、彼は一言 小さく呟きました 「日本へ行こう・・・・」と。
上記に話したが、彼は日本のパンダとアメリカのパンダのハーフである。
以前より、ササキさんから 父親は日本を言う国にいると話しを聞きていたためか、
彼の迷いは決して長くありませんでした。
自分と同じく白い姿。そして、孤独である姿。
彼はそんな白ライオンの姿に自分を重ね合わせたのかもしれません。。。
余談であるが、この白ライオンとは、
おそらく「ジャングル大帝」のレオではないとか のらは推測している。。。
彼は、バスやトラックの荷台を乗り継ぎながら、空港へと向かった。
長年の放浪生活の成果もあり、人間の交通機関の仕組み等にはある程度の理解があったため、
飛行機に乗ることなど、彼にとっては朝飯前であったのだ。
彼は、日本行きの乗客を見つけた。その中でも、ペットを預けるお客を狙い、そのペットのゲージに紛れ込んだのである。
さすがに10時間以上のフライトは初めてであり、体力的にはキツかったらしいが、難なく日本についたと言う。
日本へ来た彼は、真っ先にパンダがいる場所を探した。
しかし、この先の事を彼は何も話してくれない。。。。
ただ、のらと初めて会った時、
彼はコンビにのゴミ箱の陰で、『自分より不幸なヤツはいない・・・』 そんな目をしていた。。。
だからかもしれない、のらが彼に気がついたのは。
のらの 「来るかい?」 と言う問いに対して、彼は小さく頷いた。
同じ “野良” 同士、変に通じるものがあったのかもしれません(笑)
名前を尋ねると 「マイケル・・・」 と答えた。
苗字はあるの? と言う問いに対して、彼はしばらく考え込み 「・・・・ササキ」 と答えた。
マイケルにとっての親とはササキさんだったのでしょう。
今、彼は自分の苗字に誇りを持っているようです。
と、まぁ
マイケル君の過去はこんな感じらしいですw
のら と マイケル君との出会い以降の話しが知りたい方がいるかもしれませんが、
それはまた別のお話し・・・・・・・ (笑)



